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代表メッセージ / 冨永拓也

表面も、裏面も。どちらも、私です。

学会賞、東芝での開発、最年少でのCDO室出向。その経歴の裏には、耳のことや、選べなかった道がありました。何をつくってきたか。そして、なぜつくるのか。両方を、ここで話します。

仕事のことを相談する

裏面 / 私がこの仕事をする理由

10歳まで、 時が止まっていた。

耳があまり聞こえなかった頃を、私はそう感じています。小学4年生頃の手術で、音に方向や距離があることを知りました。

嗅覚は、ずっとありません。ご飯を食べることも、私にはただの作業です。

聞こえづらさを抱えながら、自分にできること、進める道を必死に探していました。ソフトウェアと出会い、つくったものが動き、誰かに使われる。その経験が、自分の選択肢を広げてくれました。

研究や開発で結果を積み重ねることはできました。でも、当時の時間や、そこで得られたはずの思い出は戻りません。だからこそ、変えられる仕組みのために人の時間が失われることを、仕方がないとは思えません。

同じ情報を何度も入力する。使いにくい仕組みに、人が合わせ続ける。変えられる仕組みは、技術で変えたい。人が選べる時間を増やし、研究、お客様との対話、家族、次の挑戦へ向かえるようにしたい。日本から、世界を驚かせる技術や事業をつくる。それが、私がLeachで仕事をする理由です。

CAREER / 冨永拓也の経歴

研究から、製品へ。技術で道を拓いてきた。

避難誘導の研究、東芝での9年間、役員室への出向、そして起業。つくる場所を変えながら、実装を続けてきました。

携わってきたプロダクトを見る
  1. 高専・大学院

    スマートフォンの光で、人を出口へ。

    熊本高専・専攻科を経て、奈良先端科学技術大学院大学で修士課程を修了。地下街でスマートフォンの光を使う避難誘導を研究し、DICOMO2014で最優秀プレゼンテーション賞と優秀論文賞、DPSWS2014で優秀ポスター賞を受賞。

  2. 学生時代

    スタートアップで、つくる現場へ。

    アカツキ・Speeeなどでインターン。Web・iOSアプリの開発を経験し、Speeeの上級インターンシップでは優勝。

  3. 2015 — 2024

    HDDの中から、クラウドまで。

    東芝のソフトウェア技術センターなどで9年間、Webアプリ、HDDファームウェア、クラウド基盤、データ分析基盤、AIの開発に従事。特許第7086873号の発明者(権利者:東芝)。

  4. 2022 — 2024

    入社7年で、CDO室へ。

    高速なアジャイル開発が評価され、ソフトウェア技術センターの業務表彰・優秀賞を受賞。東芝テックのCDO室(役員室)へ最年少で出向。Googleとの協業やクラウド技術を用いた開発に携わる。

  5. 2024 —

    今度は、自分の会社で。

    2024年11月13日、株式会社Leachを創業。書類照合の「突合.com」などを開発。現場の課題を聞き、技術を選び、実際に使えるプロダクトにする仕事を続けています。

SELECTED WORK

つくってきたもの。

東芝での開発から、自社製品、国際チームでのハッカソンまで。

Leach / 自社プロダクト

突合.com

書類を見比べる仕事を、AIと。

注文書や受書など、書類の内容を照合するAI。現場の書式や確認の進め方に向き合い、人が結果を確認できる仕組みをつくっています。

開発・受賞の詳細

2026 / 国際チームで共同開発

Origin

複数のAIエージェントで、金融の課題に挑む。

当日集まった4名のチームで、金融領域のAIエージェントを設計・実装。Transpose Platform主催のc0mpiled-7で技術賞を受賞。

開発・受賞の詳細

2026 / 国際チームで共同開発

MissionLingo

日本語を、AIとの会話で身につける。

コンビニや居酒屋などの場面でAIと話す語学学習アプリ。3名のチームで48時間開発し、Builders Weekend 2026 TokyoでVoiceOS賞を受賞。

開発・受賞の詳細
東芝テック在籍時、Google Cloudとのワークショップにて。
東芝テック在籍時、Google Cloudとのワークショップにて。 写真:Google Cloud Blog

クラウドPOSの、その先を考える。

東芝テックのCDO室でGoogleとの協業を経験。2022年のTech Acceleration Programでは、クラウド型POS「ELERA」のアーキテクチャ見直しが題材になりました。

Google Cloudの公式記事を読む

RECOGNITION

つくる力を、 伝える力を。

学会での研究発表から、実装力を競うハッカソン、東芝での業務表彰まで。

DICOMO2014 最優秀プレゼンテーション賞の賞状

DICOMO2014 最優秀プレゼンテーション賞

地下街の避難誘導を、スマートフォンの光で支える研究を発表。優秀論文賞も受賞しました。

田村淳さんも、2021年に同じ「最優秀プレゼンテーション賞」を受賞しています。

受賞・技術の記録

2014

DPSWS2014 優秀ポスター賞

分散システムの研究発表で受賞。

2022

東芝 ソフトウェア技術センター 業務表彰 優秀賞

東芝テックの開発案件で、高速なアジャイル開発が評価。

2023

東芝AI技術者教育 セッションA 第2位

東京大学と共同開発した教育プログラム。所属センター初の受賞。

2024

AWS認定 全12資格を約1ヶ月で取得

当時の全12資格を取得。クラウド設計、セキュリティ、データ分析、機械学習まで。

当時の記録特許第7086873号の発明者(権利者:東芝)

AWS認定 当時の全12資格を約1か月で取得

当時のAWS認定全12資格を約1か月で取得。インフラ、アプリケーション、セキュリティ、データ分析、機械学習にわたる資格の取得実績です。

裏面 / 経歴の間にあったこと

まっすぐな経歴の、 まっすぐではなかった日々。

耳のこと、選べなかった進路、働き方を選び直したこと。経歴の間にあった出来事を、自分の言葉で話します。

01 / 小学4年生頃まで、そして手術のあと

表面に見えること

幼い頃から耳が聞こえにくく、小学4年生頃に手術を受けた。

その裏面

音は聞こえても、 どこからかは、分からなかった。

テレビの音量を、ほかの人が聞くときの3倍くらいにしないと、聞こえませんでした。自分の声が大きいことも、私には特別なことではありませんでした。それが、自分にとっての普通だったからです。

誰かに呼ばれても、どちらを向けばいいのか分からない。後ろから近づく車の音も、分からない。手術のあと、音に前後や近さ、遠さがあると知りました。世界が平面から立体になったような感覚でした。

手術をしたら、すべてが終わったわけではありません。その後も耳の状態によって聞こえ方は変わりました。中学生の頃、窓から声をかけられても、どの窓から呼ばれたのか分からないことがありました。

この出来事を、本人のnoteで詳しく読む

02 / 15歳頃 / 進路を考えるとき

表面に見えること

高専で学び、プログラミングを仕事にしていく。

その裏面

好きだった。 でも、自由には選んでいない。

15歳頃、一人で自転車に乗って病院へ行きました。そこで、将来は耳が聞こえなくなる可能性があると伝えられました。医師の言葉を一字一句覚えているわけではありません。でも、進路を見る条件は変わりました。耳が聞こえなくなっても、続けられる仕事か。

ピアニスト、サッカーの選手、先生。考えていた仕事を、その条件で見るようになりました。サッカーでは、味方の声は聞こえても、声のする方向が分からないことがありました。好きという気持ちだけでは、決められませんでした。

プログラミングには、その前から触れていました。インターネットでは、聞き逃した言葉を追いかけなくてもいい。文字は止められるし、何度でも読み返せる。好きな場所であったことと、続けられる道を探していたこと。その両方が、この選択にはありました。

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03 / 起業してから / 働き方を選び直す

表面に見えること

Leachを創業し、顧客の課題に向き合う。

その裏面

コードを書き続けるだけでは、 会社はつくれなかった。

起業後の一時期は、1日17時間ほどコードを書いていました。目が痙攣しても、手を止めませんでした。経歴に「起業」と書くと、一つの節目に見えます。でも、その内側では、そんな働き方をしていました。

深夜、帰宅する途中で車にひかれかけたことがありました。それをきっかけに、時間の使い方を考え直しました。自分が作業を続けることと、会社を成長させることを、同じものとして扱い続けるわけにはいきませんでした。

今は、打ち合わせを1日4時間までにし、予定の間に隙間をつくっています。休む時間も取り、会社を成長させるための設計に時間を使っています。一直線に進んできたというより、そのつど、生きられる場所や働き方をつくり直してきました。

この出来事を、本人のnoteで詳しく読む

身体のこと。旅のこと。

経歴には書かない、こんな出来事もありました。

自転車で、1350km。

自転車で1350kmを走ったことがあります。

インフルエンザで、気を失った。

インフルエンザにかかり、気を失ったことがあります。肺に穴が開いていたらしい、とも聞いています。

中指を、深く切った。

中指が半分まで切れてしまうけがをしたこともあります。

なぜ、ここまで書くのか

過去は、消えない。

隠して生きるのは、本当につらい。

いつまで経っても、過去は消えません。だから、私は自分のことを公開しています。

取引先から「変わっているね」と言われて、過去のことを話すこともありました。でも、公開する理由は、説明の手間を減らしたいからではありません。経歴に書けることだけを見せて、その間にあったことを隠したまま生きるのが、つらいのです。

失敗も、矛盾も、自分でも好きになれない部分もあります。それを、きれいな成功談にまとめるつもりはありません。表面も裏面も、同じ私の人生です。noteでは、そのとき何を考え、何を怖がり、何を選んできたのかを書いています。

冨永拓也

FOUNDER'S COMMITMENT

なぜ、そこまで。

人には、考えたいことも、つくりたいものも、挑戦したいこともある。それなのに、使いにくい仕組みに合わせ、同じ情報を何度も入力し、その不便を自分の努力で埋め続けている。 そこで失われているのは、作業時間だけではありません。その人が、新しいものを生み出せたかもしれない、取り戻せない人生の時間です。私は、それが嫌なんです。 変えられる仕組みは、技術で変える。人が経験や工夫を生かし、お客様との対話やものづくり、次の挑戦に力を使えるようにする。そのために、Leachをつくっています。

目的への覚悟は強く持つ。手段への執着は弱く持つ。

人の時間と力が、新しい製品や、お客様の喜び、次の挑戦へ向かうように。一社の現場で成果を出し、その解決を次の現場へ届ける。仲間と、一人ではつくれないものをつくる。日本から、世界を驚かせる技術や事業が次々に生まれる未来に、私たちは賭けます。

株式会社Leach 代表取締役 冨永拓也

経歴の後ろにある話

まずは、この3つから。

耳のこと。仕事の選び方。そして、自分のことを書く理由。私を知っていただくための、noteの入口です。

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